月別アーカイブ: 2016年2月

再生可能エネルギーのシェアを倍増させることにより、世界のGDPは1.3兆米ドルまで増加する

IRENA(The International Renewable Energy Agency)による新たな分析によれば、2030年までに世界のエネルギーミックスにおいて再生可能エネルギーが36%のシェアを達成すれば、世界の国内総生産(GDP)を1.1%程、およそ1.3兆米ドル増加させるとする。本日IRENAの第六総会で発表された「再生可能エネルギーの利点:経済を計る」”Renewable Energy Benefits: Measuring the Economics”*が、2030年までに世界のエネルギーミックスの中で再生可能エネルギーを劇的にスケールアップすることにより、世界中のGDP、社会福祉および雇用を増加させるであろう、と指摘している。

この新しいレポートは、再生可能エネルギーの展開によるマクロ経済的影響の最初の世界的な評価を提供する。ことに、再生可能エネルギーの世界シェアを2030年までに2010年レベルから倍増するシナリオの下で達成することによるメリットを概括している。

2030年の世界のGDPは、最大1.3兆米ドル増加することになることを見出した上に、更にレポートはチリ、南アフリカ、スイスの現組み合わせ経済が、国特有の影響を及ぼすことを分析している。
日本は最大のGDP増加(2.3%)を見ることになるが、オーストラリア、ブラジル、ドイツ、メキシコ、南アフリカ、韓国もそれぞれ1%以上の成長可能性があるとする。

報告書によると、人類の福祉の向上が、十分に社会的および環境上の利点範囲のおかげで、GDPの利益を超えて行くとする。再生可能エネルギー展開の福祉への影響は、世界の福祉が3.7%までも増加することになり、GDPへの影響よりも3〜4倍大きいと推定される。
再生可能エネルギー部門の世界における雇用はまた、2030年までに24百万以上、今日の9.2百万から増加するであろう。

世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーのシェア拡大への移行は、より多くの石炭の世界的な輸入を半減し、石油と天然ガスの輸入が減少するように、日本、インド、韓国および欧州連合(EU)のような大規模な輸入国は恩恵を受けて、貿易パターンのシフトを引き起こす。化石燃料輸出国も、多様化した経済の恩恵を受けることになる。

* full report
http://www.irena.org/menu/index.aspx?mnu=Subcat&PriMenuID=36&CatID=141&SubcatID=690
“BNEF_PR_2016-01-14_Annual_Investment-JP_Upload” pdf file

[出典]IRENAニュースルーム
 ”Increasing World’s Share of Renewable Energy Would Boost Global GDP up to $1.3 Trillion”
  http://irenanewsroom.org/2016/01/16/increasing-worlds-share-of-renewable-energy-would-boost-global-gdp-up-to-1-3-trillion/