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再生可能エネルギーが世界の電力容量の3分の1を占める

出典:
02 April 2019| Press Release by IRENA(International Renewable Energy Agency)
https://www.irena.org/newsroom/pressreleases/2019/Apr/Renewable-Energy-Now-Accounts-for-a-Third-of-Global-Power-Capacity

セクターは2018年の発電容量に171GW分を加える
Abu Dhabi, United Arab Emirates, 2 April 2019 –
  IRENAが本日発表した新しいデータによると、再生可能エネルギー容量の力強い成長という10年間にわたる傾向は2018年も続き、世界で171GW(ギガワット)が 追加された。年間7.9%の増加は、太陽光および風力エネルギーからの新たな追加によるもので、これは成長の84%を占めた。世界の電力容量の3分の1は、現在再生可能エネルギーに基づいている。

 再生可能エネルギー容量に関する最も包括的で最新かつ入手し易いデータである IRENAの年間再生可能容量統計2019*は、速度は異なるものの、世界のすべての地域で成長を示している。アジアは全再生可能エネルギー設備の61%を占め、再生可能エネルギー容量は11.4%増加したのに対し、オセアニアは最も早いペースで2018年に17.7%増加した。アフリカの8.4%の成長は、アジアのすぐ後の3位になった。2018年に追加されたすべての新規発電容量のほぼ3分の2は、新興国および発展途上国が主導する再生可能エネルギーによるものであった。

* https://www.irena.org/publications/2019/Mar/Capacity-Statistics-2019

 IRENAのAdnan Z. Amin事務局長によると、「魅力的なビジネスケースを通して、再生可能エネルギーは新しい発電容量に最適なテクノロジとしての地位を確立した。2018年の力強い成長は過去5年間の著しい傾向を継続しており、これは世界的なエネルギー転換の推進力として再生可能エネルギーへの継続的なシフトを反映している。
 しかし、我々が地球規模の気候目標と持続可能な開発目標を確実に達成できる
ようにするには、再生可能エネルギーの普及をさらに早急に進める必要がある。再生可能エネルギーの可能性を最大限に活用している国は、自国の経済を脱炭素化することに加えて、多くの社会経済的恩恵を受けるだろう。」

 IRENAの分析では、再生可能エネルギーと非再生可能エネルギー(主に化石燃料と原子力)の発電容量の増加も比較された。2010年以降、ヨーロッパ、北米、オセアニアでは非再生可能エネルギーの発電容量が約85GW減少しているが、アジアと中東の両方で同じ期間に増加している。2000年以降、非再生可能な発電容量は、年間平均115GW(平均)増加しているが、それ以上の傾向は見られない。

技術によるハイライト:
水力エネルギー:2018年も水力発電の伸びは鈍化し続け、2018年には中国だけがかなりの量の新容量を追加した(+8.5GW)。
風力エネルギー: 2018年に世界の風力エネルギー容量は49GW増加した。中国と米国は、風力エネルギー拡大の最大のシェアを占め続け、それぞれ20GWと7GWの増加であった。1GW以上拡大している他の国々はフランス、ドイツ、インド、イギリスであった。
バイオエネルギー: 2018年の比較的低いレベルのバイオエネルギー生産能力拡大のうち、3カ国が半分以上を占めた。中国は2GW、インドは700MW増加した。英国でも容量は900MW増加した。
太陽光エネルギー: 太陽エネルギー容量は昨年94GW増加した(+24%)。アジアは、64GWの増加(2018年の世界規模の拡大の約70%)で、世界的な成長を支配し続けた。昨年の傾向を維持しながら、中国、インド、日本、韓国がこの大部分を占めた。その他の主な増加は、米国(+8.4GW)、オーストラリア(+3.8GW)、ドイツ(+3.6GW)であった。2018年に大幅に拡大した他の国々は、エジプト、パキスタン、メキシコ、トルコ、オランダであった。
地熱エネルギー: 地熱エネルギーは2018年に539MW増加し、その拡大の大部分はトルコ(+219MW)とインドネシア(+137MW)で行われ、続いてアメリカ、メキシコ、そしてニュージーランドで行われた。

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 世界全体では、再生可能エネルギーの総発電容量は、昨年末に2,351GWに達した。これは、総設置電力容量の約3分の1となる。水力発電は1,172GWの設備容量で、全体の約半分と最大のシェアを占めている。残りの大部分は風力と太陽
エネルギーが占めており、それぞれ564GWと480GWの容量がある。その他の再生可能エネルギーには、121GWのバイオエネルギー、13GWの地熱エネルギー、および500MWの海洋エネルギー(潮力、波力および海洋エネルギー)が含まれている。

 全報告書はこちら*、概要はこちら**のサイトに記されている。

*https://www.irena.org/publications/2019/Mar/Capacity-Statistics-2019
** https://www.irena.org/-/media/Files/IRENA/Agency/Publication2019/Mar
/RE_capacity_highlights_2019.pdf?la=en&hash=BA9D38354390B001DC0CC9BE03EEE559C280013F&hash=BA9D38354390B001DC0CC9BE03EEE559C280013F

                              以上

太陽電池モジュール世界市場に関する調査結果

2015年の太陽光パネル世界市場は、容量ベースで前年比25.4%増の54.5GW

 中国や米国のほか、東南アジア、インド、アフリカ、オセアニアなどの地域での設置が
増加し、世界市場は容量ベースで2015年から2025年まで年平均10.5%で拡大するとみている。

2025年における太陽光パネル世界市場は、容量ベースで147.51GW

しかし、市場におけるモジュール供給価格は今後も下落し続け、金額ベースでの2015年から2025年までの年平均成長率は-4.2%となり、2025年の同市場規模(金額ベース)は782億ドルに留まるものと予測する。

注)矢野経済研究所のプレスリリース 「太陽電池モジュール世界市場に関する調査結果 2015」  2015年11月04日
http://www.yano.co.jp/press/press.php/001466

再生可能発電は、石炭に次ぐ第2位の地位に

http://www.iea.org/newsroomandevents/news/2015/august/renewable-electricity-generation-climbs-to-second-place-after-coal.html
— Renewable electricity generation climbs to second place after coal
Growth driven by wind and solar —
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— 再生可能発電は、石炭に次ぐ第2位の地位に~風力や太陽光が躍進 —
    IEAニュースレリース       2015年8月6日
   [注:図は上記サイトを参照のこと]

1)2014年、OECDの34メンバーの電力総生産は2013年に比べてわずかに減少して、10,712億kWhとなったと国際エネルギー機関(IEA)が発表した。この減少は化石燃料と水力によるもので、一方、水力以外の再生可能エネルギーの目覚ましい増加(+ 8.5%)と原子力の若干の増加(+ 0.9%)により償われた結果である。[図1]

2)水力以外の再生可能電力の増加は、太陽光や風力によるもの。2014年には、OECD欧州においては太陽光発電は17.3%のシェアを獲得し、固体バイオ燃料を抜いて水力以外の再生可能電力の第二位の位置を占めた[図2]。

3)発電の増加は非OECD諸国において顕著となっている。IEAが発表した最新のデータでは、世界の発電が2012年と2013年の間に2.9%増加を示している。データは明らかに二つの異なる傾向を示しており、OECD内では2010年から2013年の間で-0.35%のマイナスの年間平均成長率であるのに対して、それ以外の世界では顕著に成長(年5.6%)している[図3]。その結果、2011年に非OECD諸国は史上初の、OECD諸国よりもより多くの電力を生産したことになる。

4)2013年のデータでは、世界の再生可能エネルギー発電が総電力の22%または5,130億kWhを生産する、石炭に次ぐ第二位の電力源となって、天然ガスを追い抜いた[図4]。さらに、2013年においては、世界の水力を除いた再生可能電力量は1,256億kWhまたはグローバル電力生産の5.4%にも上ったことになり、これは、初めて石油火力発電を上回ったことになる。
 なお、同年において、石炭による発電量は9,613億kWhで世界電力生産の41.1%と、最高レベルに達した。この増加は非OECD諸国によるものであった。

5)グローバルレベルでは、再生可能エネルギーの大部分は、住宅、商業や公共サービス部門で消費されている。しかしこれには、2つのパターンが識別される:非OECD諸国では再生可能エネルギーは電力と熱の生産には22.3%しか使われておらず、60.7%が住宅、商業や公共部門で使用された。一方OECD諸国では、再生可能な一次エネルギー供給(58.5%)の半分以上は、電力と熱を生成するために使用された[図5]。